"夢と足元"つづき…

今日も1日、縁、運、勘などなど、大感謝様です!


さてさて、お待たせしました!笑っ

前回の続きを書いていきたいと思います。




当時の僕は有名になる事や雑誌に出る事、ヘアショーやヘアメイクでカッコいい作品を作る事ばっかり考えていたのですが…



ご年配のお客様はこう続けました。
   



「あなたのシャンプー(足元)が、本当に大好きなのよ!
手で身体を触れられると、いろんな事が解るのよ。
もちろん一生懸命さ、人としての本当の優しさ、想い、誠実さ、愛情…
それを感じたのは、あなたが初めてだったのよ。
だから…」



うる覚えですが、そんな事をおっしゃっていただきました。


嬉しいやら、ちょっと気恥ずかしいのと同時に、なんだか慣れてきて、そのシャンプー(足元)がおろそかになってきている自分にも気付き、ハッとしました。
先(夢)ばっかり見すぎて、もっと大切な事を見れなくなっていた…
何やってんだよ



しばらく何度か、そのお客様がいらしていただいた、またある日



「あなたは賢いね~。私のサインにちゃんと気付いてくれたね。
そういうところがあなたらしいっていつも家族で話すのよ。」



なんだか、情けないやら、このお客様の心の広さやら優しさやら、訳わかんない感情で涙が出るのを必死にこらえたのを今でも覚えています。




それから、五年くらいたったある日


やはり、長く担当させていただいている、そのお客様の娘さんがいらして、目を真っ赤にし…





「綱島さん、お母さんが亡くなりました…」



「生前から母が私のお葬式には綱島さん呼んでねって言ってたので、お忙しいとは思いますが、いらしていただけると…
母もきっと喜ぶから…」



今度は涙を抑えられなかった…



あれから、何人かのお客様のお葬式に参列させていただいている。


おかげさまで、一般誌や業界誌、有名人のヘアメイクや講演やセミナーなど、させていただいていますが、ある意味で一番の自慢と誇れる事(夢)。


今では、人の生き死にや、人生の節目に、この志事を通じて立ち会える事。


それこそが、僕の"夢"の一つだ。



感謝




さっ、明日も夢"も"足元も、肝に命じまくりで粋ますよ!





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